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2016-12-3ダリ展を国立新美術館へ観に行く [日記・雑感]

 20161203satDSCN3147.JPG昨日は、気になっていたダリ展を国立新美術館へ見に行った。当初の予定では先週だったのだが、体調が今ひとつよくないので無理をせずに、一週間遅らせたのだった。しかし、新日曜美術館で紹介されていたので嫌な予感がしたが、違わず、大変な人出だった。天気予報も土曜日は行楽日和になり翌日日曜日は雨模様になるだろうという予想をしていたので、その影響もあったのではないか。60分待ちという掲示もあったが、今更引き返すのも悔しいと思い、入場券を買ってからは小腸のように曲がりくねった列の中で、ひたすら入場できるのを待った。
 感想としては、自分が好きな作品は展示していなかったので、満足度は高くない。それでも、ダリらしい作品もあったので、そこそこ楽しむことができた。若き日のキュビスム時代の作品は、ダリらしさはなく、やはりシュルレアリスムの時代になってダリらしさが花開く。
 戦後には『ビキニの三つのスフィンクス』という三つの後頭部が遠近で並んだ絵があるが、原子爆弾、水素爆弾、あるいは中間子など、二十世紀最先端の科学や技術が齎した技術や発見には敏感だった様子だ。
 左の絵はチラシの印刷の写真を撮ったものだが、『謎めいた要素のある風景』(1934年)で、30歳の頃の作品。とてもダリらしく、色彩も構図も魅力的だ。
 短編映画『アンダルシアの犬』も上映されていたので、観る。眼球や蟻の場面が衝撃的だが、最後の砂に埋まる男女が象徴的でとても好きだ。
 『黄金時代』も上映していたが、63分なので、止めた。
 2003年に発表されたウォルト・ディズニーパリ・スタジオが作った『デスティノDestino』(6分)は短いので観た。この作品は既にfacebookでも紹介されていたので観たことがあったが、改めてより大きな画面で観て感動を新たにした。Walt DisneyとSalvador Daliの共同制作として1945年に着想され、経済的な理由から58年間お蔵入りになっていたものを、1999年に"Fantasia 2000"を制作中のWaltの甥Roy Disneyが再発見して完成することにして出来上がった作品である。ダリの絵画が随所に引用されている。楽しく、幻想的で、超現実主義的なアニメーションである。ここに紹介してある絵に似ている色彩、構図も出てくる。
 ダリについては、その題名がとてもシュルレアリストの詩人風だと思う。『海の皮膚を引き上げるヘラクレスがクピドをめざめさせようとしているヴィーナスにもう少し待って欲しいと頼む』(1963)、『チェロに残酷な攻撃を加えるベッドと二つのないとテーブル』(1983)。そういうところがとても個性的で、魅力的である。
20161203DSCN3146.JPG 

 ところで、左のもう一枚の絵は、昨日朝手遊びに描いた絵。長らく使わないで放ってあるボールペンのインキを固まってしまう前に少しでも使おうとおもって線を引く。少し、浮世絵を意識し、北斎も意識し赤富士を入れてみる。特に題名はないが、あえてつければ『知らざあ言って聞かせやしょう、あたいの名前はお富さん或いは赤富士と後姿の時雨れてゆく黒猫』


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Enrique

ダリがディズニーと共同制作をしたというのは初耳でした。
浮世絵風のボールペン画,新しいです。
私はボールペンで絵は描かないですが,長らく置いて書けなくなったボールペンの芯は湯煎をして使っています。
by Enrique (2016-12-04 23:46) 

グリンクリン

私も11月に急用の隙間にダリ展へ出かけてきました。
若いころの絵画と多くの知らない作品が展示されていて、みられてよかったです。
4月に行った、スペインのダリ美術館では作品が少なく、がっかりしていましたので、、、
アヨアン・イゴカーさんの作品 一瞬にして情緒を感じました!
by グリンクリン (2016-12-05 10:15) 

Kanna

ダリとディズニーがコラボしていたというのは初めて知りました^^
そしてダリの作品自体も、(教科書に載っていたものくらいしか)あまり知らないのですけれども^^;、意外と掘り出し物的な面白い作品もありそうですね^^
アヨアンさんの浮世絵を意識した作品、女性の頬と首辺りにあるほくろのようなものが気になります(*^m^*)
by Kanna (2016-12-07 09:46) 

sig

「黄金時代」、「アンダルシアの犬」と一緒にうちにあるはずです。ただしVHSに録画したものですが。下の絵、とてもすばらしいです。タイトルがまたサイコーです。
by sig (2016-12-10 15:43) 

アヨアン・イゴカー

めもてる様、ネオ・アッキー様、くらま様、はなだ雲様、八犬伝様、mimimomo様、夢の狩人様、Mitch様、りんこう様、扶侶夢様、doudesyo様、マルコメ様、ChinchikoPapa様、caveruna様、Enrique様、芝浦鉄親父様、ビタースイート様、グリンクリン様、ぼんぼちぼちぼち様、かずのこ様、ばんない たろう様、朱美様、majyo様、せとっこ様、siroyagi2様,schnitzer様、さとふみ様、ribonribon様、carotte様、森田恵子様、kazg様、miffy様、sig様、えれあ様 皆様nice有難うございます。

by アヨアン・イゴカー (2016-12-10 22:58) 

アヨアン・イゴカー

Enrique様
Destinoはfacebookでどなたかシュルレアリスムのグループの方が紹介していたのではなかったかと思いますが、ダリとディズニー?の組み合わせを意外に感じました。
浮世絵風の絵は、もう少し描いてみるかもしれません。日本画風の絵には、とても惹かれます。

グリンクリン様
行かれたのですね。
気になっている画家の展覧会に行かないで後悔したことが何度かあります。実際に見てみると、線の引き方、色の塗り方などが分かり面白いですね。
浮世絵風、情緒をお感じになりましたか。嬉しいです!

Kanna様
ほくろ、気付かれましたね。顔に、ほくろやらしみがあることの方が多いのに、そういうところを描かないのは不自然だと突然感じたのです。それで、ちょっと描いてみたのです。ペンのインクがこぼれてついたものではなく、意図的に付け足してみたのです。それ以上の意図はありませんが。

sig様
『黄金時代』『アンダルシアの犬』両方お持ちなのですね、やはり。
『アンダルシアの犬』は冒頭の目玉が衝撃的で、途中でもいくつかそういう場面がありますが、悪夢をそのまま映像にしたようで、惹きつけられます。
残酷な場面は苦手ですが、超現実的な世界は大好きなので、超現実的な世界の極短い作品を作ってみたいとは思っています。
浮世絵風、既にもう一枚描いてみましたが、まだ完成していません。

by アヨアン・イゴカー (2016-12-10 23:42) 

mimimomo

おはようございます^^
ご訪問ありがとうございます♪
浮世絵風の絵、何とも言えない魅力がありますね。
by mimimomo (2016-12-11 06:21) 

アヨアン・イゴカー

mimimomo様
再度のご訪問有難うございます。
浮世絵風の方は、少しずつ描いてみようかと思っています。
他にも、琳派風な絵も。どうなることやら。
by アヨアン・イゴカー (2016-12-13 14:19) 

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